かつて川越に存在した
富士見櫓を3DCGで再現

かつて川越に存在した
富士見櫓を3DCGで再現

城下町川越プロジェクトについて

これまで、弊会では昭和56年発会以来、様々な川越のまちづくりに関する提言提唱事業を行ってまいりました。そして去る2021年に40周年を迎えることができました。
この節目の年に記念事業として「城下町川越プロジェクト」を企画推進することにしました。この企画に至る経緯をご説明します。

平安時代末期河越氏による館が造られ、その後太田道灌が川越城を築城したのが川越の礎です。江戸時代初期に松平伊豆守信綱が整備した町割りは今もほとんど変わりなく残っています。

川越城と城下の武家地、商人町、職人町からなる町割りは令和に入った今、多くの観光客の集まるスポットになりました。しかし、残念なことに川越を城下町として認識していない市民が多くいることも事実です。

これからの川越を担う子供たちには、文化の薫り高い川越の歴史を感じ、誇りに思ってもらいたい、と考えました。
コロナの影響がある中、企画を順調に進めていくことに苦労しましたが、第一弾として御城印企画とし市立博物館の方々と協力して「川越城御城印」を1万枚作成し令和5年8月21日に市へ寄附いたしました。

また「富士見櫓と川越のまち並み」として尚美学園大学の協力のもと富士見櫓復元3D映像を作成しています。令和6年5月8日に試写会を開き今後の具体的な映像の活用方法について議論を深めています。引き続き多くの方々に発信を計画しています。

城下町川越プロジェクト公式動画

川越市 城下図の変遷

寛延4年の城下図

◯年ごろの城下図

川越城下町割り図(旧町名)

プロジェクト概要

川越城 御城印

この御城印は城下町川越の魅力発信のため、“21世紀の川越を考える”市民協議会が「城下町川越プロジェクト」企画の一環として、川越市立博物館の協力のもと製作したものです。

富士見櫓3DCG

かつて川越に存在した富士見櫓を3Dで再現しました。
さらに市立博物館のジオラマから昔の川越の風景も3Dで現代に蘇らせ、多くの方に楽しんでいただけるように致しました。

川越城 御城印

川越城とは

川越城は長禄元年(1457)、扇谷上杉持朝の命により、家臣の太田道真・道灌父子によって築城されました。

天文6年(1537)に後北条氏の支城となりますが、徳川家康により江戸幕府が開府されてからは、江戸北方の守りとして重視され、代々老中等の幕府の重臣が配置されました。

寛永16年(1639)に川越藩主となった松平信綱の頃に拡張整備が行われた川越城は、近世城郭として生まれ変わります。

また、幕末の松平大和守家時代には焼失した二ノ丸御殿に代わって本丸御殿が建設され、現在もその一部が残されています。

御城印デザインについて 本丸御殿の大唐破風玄関を背景として、川越城三ノ丸の発掘調査で出土した丸瓦の“丸に三つ葉葵”紋を配置しました。
空を舞う雁は川越城が古くは“初雁城”と呼ばれたことにちなんでいます。

富士見櫓 3D

尚美学園大学と共に、富士見櫓の図面から3Dデータを作成しました。
今は木々が生い茂る跡地に、かつてあった富士見櫓をデジタルで再現。

Before Gallery After Gallery


21世紀の川越を考える市民協議会 | 尚美学園大学

Privacy & Policy